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標準プロセスとその方法論

 

 ナノテクノロジーが製品に組みこまれるにつれ、生産管理や品質管理のような領域で修正が要求されるだろう。あなたがナノテクノロジーの恩恵と、そのために必要な投資について考えるとき、ナノメーターの取扱いが基本プロセスを変化させることを覚えておく必要がある。バクテリアを退治する抗菌塗料の例に戻って考えると、冷料を塗る過程はまったく変更しなくてよい。しかし添加物と塗料を混合し、輪送と塗装中に塗料の温度を一定に保つ、という必要性によって、社員向けの新しいマニュアルとトレーニングが必要になるだろう。さらに、新しい抗バクテリアの塗料にその効果を維持させるには、特別な方法で洗浄される必要があるので、ラベルと指示書も変更されなければならないだろう。これはかなり簡単な例であるが、他の例では設備をまるごと交換するか、修正しなくてはならない場含もあるだろう。どの場合も、ドキュメンテーションと教育は変えることになるだろう。数年間にわたって改良を重ね、完成されたプロセスはもはや有効ではなくなってしまうだろう。

 

  ”管理”がともにナノテクノロジーの派生的影響を受けるので、品質管理も影響を受けるであろう。個々の原子および分子を測定寸ることは、両者(品質と管理)のさらに厳密な定義を生む。ナノテクノロジーの異分野融含的な面のゆえに、QA(品質保証) エンジニアが、半導体または塗料色の濃度に精通するだけでなく、分子コンピュータあるいは生物バクテリアおよびそれらの濃度を効果的に測定することにも精通することを必要とするかもしれない。それはマクロの量または性質を測定することと、原子のレベルで質を理解することの間における変化である。したがって製造工程とQAに与えるナノテクノロジーの影響は、単なるマニュアルの改訂よりはるかに大きいもの、つまり、それは生産方法や製品検査法の革命的な変化になるだろ

 

 いくつかの会社はすでにこの必要性を予測している。ウィスコンシン州のNポイント社は、ナノ粒子を動き回らせることのできる革新的な装置のラインを開発した。これら

『ナノテクビジネス指南』小林俊一監訳の著書より