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癌の新治療法:ソラフェニブとレゴラフェニブの併用療法にPI3K/AKT阻害薬を追加

sorafenib (ソラフェニブ;Nexavar[ネクサバール]) とregorafenib(レゴラフェニブ;Stivarga)は種々の癌細胞を殺す上で、PI3K/AKT阻害薬として知られる薬剤クラスとシナジーすることが、Paul Dent主導の試験により明らかになりました。

ソラフェニブとレゴラフェニブは、癌細胞の増殖と生存に必要不可欠なキナーゼと呼ばれる酵素の生成を阻害します。

ソラフェニブは、腎および肝癌を治療するものとしてFDA承認を受けており、レゴラフェニブは、結腸癌を適応症として承認されています。

しかし、ソラフェニブとレゴラフェニブは、癌細胞の生存を促進させるPI3K および AKTキナーゼに直接作用しません。

ソラフェニブとレゴラフェニブの併用療法に PI3K/AKT阻害薬を追加すると、細胞死が劇的に増加するだけでなく、他の薬剤の有効性を低下させる特定の変異をもつ癌に対しても効果を発揮することが可能になります。

この試験に関する論文は『Molecular Pharmacology』に掲載されています。


Virginia Commonwealth University Massey Cancer Center で開発されている新薬併用療法は、結腸、肝臓、肺、腎臓、乳房および脳の癌細胞を殺す一方、非癌細胞にほとんど影響を与えません。

今回の結果を受けて、研究員はフェーズ1臨床試験を実施して少人数の患者グループ(small group of patients)における同治療法の安全性を調査する予定です。

「この薬剤併用療法をさらに調査するための臨床試験をいつ実施するかはまだ決まっていませんが、今回の研究室での実験結果を受けて我々は次の段階への準備を進めています」と、 VCU Massey Cancer Center の Developmental Therapeutics研究プログラムのメンバーである癌専門医のAndrew Poklepovicは述べています。

「同治療法に使用した薬剤が、特定の癌を適応症としてすでにFDAから承認を受けているか、または他の臨床試験で調査中であるという事実も、我々にとっては非常に励みになります。」