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睡眠時間の短い人は太りやすい

睡眠というのは体の代謝(メタボリズム)と深い関係にあります。睡眠中に栄養不足にならないよう、動物種ごとの睡眠パターンは、体の大きさや食べ物に合わせて決まっています。ネズミは体が小さいため、ちょくちょく目を覚まして栄養補給のために少し食べたりするし、大型草食動物は睡眠中も消化を続けています。肉食動物も、消化に24時間かかるので、睡眠中に栄養不足になることはありません。その点、人間の場合は睡眠時には消化が終わっているので、その間の栄養は脂肪を分解して確保しています。実は睡眠中に成長ホルモンが分泌されるのは人間に特有の現象で、人間の食生活のパターンと関係があると考えられています。人間の場合は寝ている時に分泌される成長ホルモンによって体内の脂肪が分解されています。ということは、毎日よく眠ると脂肪が分解できて、ダイエットになる可能性があります。そして、おそらく寝る直前に食べないようにすることでこのような脂肪の分解は促進されるでしょう。

実際、統計的には普通に1日8時間程度眠る人と比べると、睡眠時間の短い人は肥満になる確率が7割程度高いことが示されています。スタンフォード大学の研究では、睡眠時間が短いと血中の食欲をコントロールするホルモンの量が変化し、食欲を増すグレリンというホルモンが増え、レプチンというホルモンが減り、脳に栄養が足りていないという情報が伝わります。睡眠不足によって、体がこのように反応してしまうので、人は睡眠不足で疲れていると必要以上にお腹が空きカロリーの高いものを食べたくなってしまいます。学習や記憶のみならず、健康な生活のためにも睡眠をしっかりとることが肝要です。